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東アジア学科 海外研修・派遣留学

東アジア学科

海外研修・派遣留学

東アジア学科
海外研修を通じて語学力の向上と韓国・中国に対する理解を深める

夏休みの3週間を利用した短期留学で、東アジア学科の選択必修科目として単位が認められます。午前中は語学を中心とした授業、午後は街に出て授業で学んだ言葉を使って買い物したりしながら、実践を通して自らの語学力に磨きをかけていきます。授業の他にも韓国や台湾の名所旧跡を探訪するプログラムも組まれています。費用は研修費、渡航費、保険料も含めて両コースいずれも約18万円(2019年度)となっています。
なお、2019年度は(独)日本学生支援機構(JASSO)の海外留学支援制度(協定派遣)に東アジア学科の海外研修プログラムが採択されたことにより、成績基準などを満たした研修参加者には、韓国海外研修(7万円)、中国海外研修(6万円)の給付支援金が支給されました。

韓国海外研修
学科の正規科目 単位認定
研修校/梨花女子大学(ソウル)
梨花女子大学の海外研修に参加して(韓国コース学生の声)
語学力が向上し、自信が持てるように

梨花女子大学での授業は、他の国の人たちと一緒に受けるので最初は戸惑いますが、いろいろな人たちと友達になる良いチャンスだと思います。先生もフレンドリーな人達ばかりで自然と韓国語が身につきます。座学はもちろん、学校の外で受ける文化授業もあるので、仲間たちとピクニックのような気分で異文化に触れることができます。そしてなによりクラスの人たちとコミュニケーションをとる方法が韓国語しかないので、日本にいる時よりも抵抗なく韓国語が話せるため、力がつきます。今でもクラスで一緒だった友人たちと連絡を取っており、他の国の文化も知るきっかけになりました。この海外研修は私に新しい出会いと自信をくれました。最初は不安や文化の違いに戸惑いましたが、最後は帰りたくないと思うまでになりました。心から海外研修に行って良かったと思います。

自由時間の体験も学びにつながる

海外研修は必修科目ではありませんが、自分の現在の語学力を試すことができ、また今よりもっと伸ばすことのできるとてもいい機会だと思います。午前中は授業、午後は自由な時間が多いため、いろいろな経験しながらたくさんのことを学ぶことができます。また、地下鉄でいろいろなところに行くことができ、授業がない時などはコンサートに行ったりもしました。食事は学食もありますが、屋台なども多いため、友達と買い物をしながら食べ歩きをすることが多かったです。海外研修は貴重な経験ができるだけでなく、他国の人と友達になることもできるので、大学生活の中でとてもいい思い出にもなります。

日本にはない経験が多く、毎日が新鮮

韓国といえば、食べものが辛いというイメージがありますが、トンカツやキムパッ(韓国のりまき)や冷麺など、食べやすいものもたくさんあり、幅広い食文化があることを知ることができました。大学の食堂などでは、6000ウォン(650円ぐらい)ぐらいで手軽に食べられる大きなトンカツなど、印象に残った食べ物がたくさんありました。また、街にはいろいろなタイプのカフェがいたるところにあり、デザート系も食べものも充実しているため、本当に楽しむことができました。海外研修は夏休みに行われるので、私はパッピンスというかき氷をよく食べていました。量が多いので、友だちとワイワイいいながら分けあって食べたことは、日本ではあまりない経験だったので強く印象に残っています。

中国海外研修(台湾)
学科の正規科目 単位認定
研修校/国立台湾師範大学(台北)
国立台湾師範大学の海外研修に参加して(中国コース学生の声)
台湾の文化を楽しみながら理解できた

研修の最初に1人1人先生方と軽い面接を行い、個人にあったレベル分けテストを行います。その後、発表されたクラスに分かれて授業を受けます。授業は1コマ60分で、1クラスの人数は5名から10名ぐらいでした。少人数クラスなので、分からないところは気軽に質問もできます。1時間の授業を3コマ受けた後、お昼休憩があり、午後は「文化授業」が行われます。文化授業は、自分が興味のある授業をとることができ、内容はチャイニーズヨーヨー、お茶、カンフー等。いずれも台湾の文化などについて、楽しみながら理解を深められる内容になっていて、クラスメートと協力しながら学ぶことができます。自分に合った授業をとって、楽しむことが第一だとおもます。

現地で友人もでき、充実した研修に

台湾師範大学での研修期間は、基本的に敷地のなかにある寮での生活になります。友人たちと授業の時間以外も一緒に過ごすことになるので、友情をより深めることができます。校外活動では、台湾の有名な観光地に行ったり、台湾ならではの文化に触れたりすることもできます。特に印象的だったのがナイト・マーケットと呼ばれる「夜市」です。毎日、屋台が立ち並び、大勢の人たちの熱気があふれていました。自由に活動できる時間も多くとられているので、現地で友達をつくり、一緒にでかけたりもしました。たくさんの出会いを経験することができる充実の研修でした。

交換留学
単位認定

毎年、東アジア学科から本学の交換留学(韓国・中国語圏の大学)の選考試験に合格し、留学の夢をかなえています。

例年、東アジア学科からは10名前後がこの制度を利用し、留学援助金(2019年度実績・韓国最大20万円・中国語圏最大35万円・返還不要)を受けて留学しています。また、私費でもこれまでたくさんの学生が長期留学をしています。

派遣先は中国の「北京語言大学」「北京外国語大学」「北京第二外国語学院」「深セン大学」および台湾の「崑山科技大学」「国立高雄科技大学」の計6校、韓国の「大田大学校」「全南大学校」の2校。

交流協定校大田大学校

私は高校の頃から韓国に留学したいと思い、学園大の留学制度に魅力を感じ、入学しました。その夢が叶い、大学3年生の時、韓国の大田大学校に1年間留学しました。実際、留学してみると、文化の違いに衝撃を受けたり、日韓問題に直面し、落ち込んだりすることもありました。しかし、これらは現地に行き、直接肌で感じることができたからこそ体験することができたものであると考えられるようになり、今では本当に留学してよかったと思っています。また、学習面では授業を理解するために予習は欠かさずしていました。その成果もあってか、留学前の目標だった韓国語能力試験の最高レベルに合格できました。留学したおかげで合格できたと思っています。留学していい意味で考え方も変わり、成長できました。私は日本に帰ってきて、久しぶりに会った先生に積極的になったと言われた時はとても嬉しかったです。多くの人と出会い、様々な経験ができた留学は私にとって一生の財産です。

(岩下桃子・韓国コース 2014年3月卒業)

交流協定校深セン大学

私が留学していた深セン大学は中国の南、香港に隣接する経済特区にあり、想像していたよりも都会で人々も穏やかで過ごしやすい環境でした。留学してすぐの頃は、自分が考えていた以上に中国語が通じず、苦労も多かったのですが、その悔しい気持ちをバネにして学校の授業だけでなく、小児病院や小学校訪問などのボランティア活動にも積極的に参加することで、中国語の能力だけでなく、精神的にも成長することができました。 1年間の派遣留学を通してさまざまな人々と関わることができ、積極性の大切さや自分の考えにとらわれずに広い視野を持って人々とつきあう必要性を学びました。熊本学園大学は派遣留学の制度が充実しており、特に東アジア学科は中国や台湾、韓国に留学しやすい環境にあるので、多くの東アジの後輩たちにチャレンジしてもらいたいです。

(川島絢・中国コース 2016年3月卒業)

交流協定校
韓国
大田(テジョン)大学校
大田(テジョン)大学校

1980年創立の私立大学。大田広域市に広大なキャンパスを構え、大学院や付属病院も設置している。

  • 学生数:約12,000名
  • 留学生数:約250名
  • 滞在施設:学生寮
全南(チョンナム)大学校
全南(チョンナム)大学校

1952年創立の国立大学。韓国西南地域の中心都市である光州広域市に広大なキャンパスを構える総合大学。

  • 学生数:約35,000名
  • 留学生数:約1,200名(75か国以上)
  • 滞在施設:学生寮
中国
深圳(シンセン)大学
深圳(シンセン)大学

1983年創立。経済特区深圳に広大なキャンパスが広がる。香港に隣接し新興都市の活気に満ちている。

  • 学生数:約38,000名
  • 留学生数:約400名(40カ国以上)
  • 滞在施設:留学生寮
北京外国語大学
北京外国語大学

1941年創立の中国初の外国語大学。31カ国語の専攻があり、中国の大学で開設言語科目が最も多い。

  • 学生数:約8,700名
  • 留学生数:約1,600名
  • 滞在施設:留学生寮
北京語言大学
北京語言大学

1962年創立。外国人に中国語を教授する「対外漢語教育」の総本山。コース・レベルともに多彩。

  • 学生数:約65,000名
  • 留学生数:約6,000名
  • 滞在施設:留学生寮
北京第二外国語学院
北京第二外国語学院

1964年創立。中国旅行局直属の大学。北京市の東の郊外に位置する。留学生と日本語学科の学生との交流が盛ん。

  • 学生数:約9,200名
  • 留学生数:約1,500名
  • 滞在施設:留学生寮
台湾
崑山科技(コンサンカギ)大學
崑山科技(コンサンカギ)大學

1965年創立の私立大学。5学部21学科、13大学院修士課程、1大学院博士課程を有する。

  • 学生数:約12,000名
  • 留学生数:約500名
  • 滞在施設:学生寮
国立高雄科技大学
国立高雄科技大学

2018年に国立高雄第一科技大学、国立高雄応用科技大学、国立高雄海洋科技大学の3大学が合併して誕生した大学。学生数は国立台湾大学に次ぐ台湾第二の規模。

  • 学生数:約28,000名
  • 留学生数:約500名
  • 滞在施設:学生寮